2020年8月23日(日)
講師:永田省藏先生
今回のFOCUS!もオンラインで行いました。
オンラインでもグループワークができるので!
6人ずつで「素敵な年齢の重ね方」についてディスカッションしてもらいました。
少人数では行ったことがあっても、40名近くになるとトラブルが起こったらどうしようとヒヤヒヤしましたが…
受講生が臨機応変で柔軟に対応してくれたから無事にできました!
さて、今回の永田先生のお話は
「咬合と顎口腔系のかかわりを考えてみよう」
炎症と力のコントロールという言葉はよく聞きますが、
病態の見方や予後の見通しなど深く理解していなかったように思います。
力や炎症によって影響を受ける口腔組織の病態を
口腔内写真とレントゲン写真を経時的に並べて提示していただくと、
難しさを感じはするけれども、知識として様々なことを頭に入れておき、
歯科医師と相談しながら治療を進めないといけないことを痛感します。
ただ、歯周治療をするのではなく、
「その病変に考えられ原因は?」「対応方法は?」と考えることの必要性。
企画化された資料を撮ることで見えてくること。
永田先生の治療に対する思いや考察を、症例を通して教えていただくことに
受講生の目はクギ付けだったようです。
どの歯に力の負担が1番かかるのか?
レントゲンの透過像と骨硬化像が示すものは?
患者が認識している偏咀嚼
エンド・ペリオ・咬合性外傷をどう見分けるのか?
歯周病+咬合性外傷 どちらの方がその患者さんにとってリスクが高いのか?
パラファンクション、ブラキシズム
ファセットあり、動揺なし ファセットなし、動揺あり
ペリオパワータイプの人 要注意!(力があって中年以降でペリオになった人)
オープンバイトにクロスバイト
1本の歯が顎関節症に症状を及ぼすこと…などなど
原因にたどり着くためには
丁寧な問診・動揺・摩耗・プロービングなどの診査が必要であること。
補綴物の材質に対する考慮
自然提出は、骨のある方に起き上がる!
…etc
歯科衛生士にわかる言葉で丁寧にゆっくりとお話ししていただきました。
以前、患者さんが言っていた言葉を思い出します。
「永田先生が噛み合わせの調整をすると一発で治るんだよ!」
永田先生は、本当の職人だよね!」
そんな先生と
短い期間でしたが、お仕事をご一緒させていただいたこと
そのご縁がFOCUS!受講生の学びにつながったことに
感謝します。
永田省藏先生
受講してくださったみなさま
サポートしてくれたみんな
関係してくださった方々
本当にありがとうございます。
次は10月!
西村幸郎先生による「未来を創る予防歯科と予防型口腔育成」です!
FOCUS!のために数ヶ月にわたりオンライン受講で勉強された
インディアナ大学安藤教授のカリオロジー
+西村先生の見解や考察
+自院で実践されていることをお話しいただきます!
お楽しみに!
素敵に年齢を重ねている人の私の条件の一つ
「無邪気な人」=永田省藏先生と
今回もサポートしてくれたメンバーの写真は
KEN・SHIMURAの「あい〜ん」で締めました!