後輩指導に頭を抱える方がすごく多いので…私の体験などを踏まえてアドバイスします!
今回は「泣いちゃうあの子へ 編」折を見て「怒っちゃう、拗ねちゃうあの子へ 編」をお届けしますね。
皆さんは、自分が後輩だった時のことを覚えていますか?
意外と忘れてしまって後輩指導をしている方が多いのかな?と思います。
自分がされて嫌だったことはしたくない…
これには、相手の伝え方、自分の捉え方の問題もあります。
自分が後輩だった時、人格否定をされたように言われたり、受け取ってしまうと、
後輩に何も言えなくなってしまう…
また、泣いている後輩を見ると、なんだか申し訳なくなったり、罪悪感を持ってしまって、「あ〜泣いっちゃう」「泣かせっちゃった〜」…「あ〜もう言えない」ってたじろいで言葉を終わらせてたり…
でも!ちょっと待って!
…と私は言いたい!
私たちの仕事は何???
そこを考えないといけない。
私のマインドセミナーでは、なんどもなんども言っています。
私たち医療従事者の仕事の優先順位1番は「患者さん」
これを軸にすれば、伝えることができるはず!
受け取ることができるはず!
後輩指導をする時のあなたの優先順位1番が「自分」になっていない?
後輩に嫌われたくない。その後の診療に支障をきたしたくない。
雰囲気の悪い中で働きたくない…etc
言わないことで丸く収まっているような…もやもやするような…
それで、いい仕事ができる?
「後輩が泣いちゃうから、指導ができなくなっちゃうんです。なんだか、かわいそうな気がするし、申し訳ない気がするし…。」とのお悩みに対して
ここで考えるのは、「後輩よ、なぜ泣いている???」なのです。
泣いている理由を勝手に想像するのではなく、聞いてみてください。
意外と多いのが先輩に言われていることが悲しかったり、ムカつくではなくて。
「できないことが悔しくて…」と、自分ができないことに対する不甲斐なさ。そして、「どうすれば先輩みたいになれるの?」「患者さんが私の担当になって可哀想」…だったりします。
実は、私も歯科衛生士になって最初の頃、自分ができないことが悔しくて泣いたことがある。先生が、何も言わずにフォローしてくれた時に、早く上手になりたい!って。
特に1〜2年目の後輩は、この理由が多い。
だから、私は優しく聞いちゃいます。
「その涙の理由は何?」って。
そして答えが出るまで待ちます。
「できないことが悔しくって…。」とか「どうすればできるようになるのかわからなくって。」とか「患者さんに申し訳がなくって。」とかいうセリフが出てきたら
「じゃあ、サポートするから一緒に頑張ろう!」って言えばいい。
シンプルに。
後輩は「軸」がない先輩にアドバイスや教育をされても、先輩の言葉を聞き取らないし、受け取らないし、受け入れない。だから良い関係が築けない。
先輩の皆さん、ぜひ「患者さん」という軸を持って後輩に向き合ってみてください。
そして、聞いてみてくださいね。
ご縁があって出会った後輩を、大切に育ててあげてくださいね!
今日も五感をフル活動させながら豊かな1日をお過ごしてください🍀