2020年は、様々なことが世の中で起こっているように
私自身にも様々なことが起こっていて
知らなかった未知の世界の扉を叩いて
開けてもらって
中に入って学ばせてもらったり気がつかせてもらったり。
幸せな嬉しいこともあれば、ちょっと精神的に悲しいこともあったり。
私の特別な人たちはみんな、ご主人や親が他界した後に言う。
「後悔はしていない。できることは全てやったから。」
過日、愛犬ミニチュアピンシャーの
KENZO-☆が天国に行ってしまいました。
認知症と痙攣発作
犬にも認知症があるのだなと初めて知りました。
痙攣発作は、なんども繰り返し
見ていることができないくら可哀想でした。
KENZO-☆が入退院を繰り返した1ヶ月は、
ほぼ毎日、妹と病院通い。
入院していても、食事はガツガツ食べるところが
KENZO-☆らしく
私たちは、これでもかっていうくらい高級で栄養価の高いご飯を持って
お見舞いに行きました。
KENZO-☆が天国に行く前日
私たちは、家に連れて帰ることにしました。
最初は、家で眠っていましたが、しばらくすると
痙攣発作が起こる。何度か大きな発作と小さな発作を繰り返し…
私たちは、怖くて対応がわからなくて
熊本の動物病院へ急いで連れて行来ましたが
夜間は休診で空いておらず…福岡の病院に
問い合わせて連れて行くことにしました。
高速に乗る手前で、私の口から勝手に言葉が出てきた
「高速に乗ると体力を奪われるから、そのまま一緒にいた方がいいと思う。」
「あれ、このセリフ、以前も言ったことある???」
それもこの道で…
デジャブ???
その後
福岡の病院にお断りの電話をし
明け方すぐに熊本の病院に連れて行けるように
KENZO-☆と妹と私で車中泊
KENZO-☆が我が家に来たばかりの赤ちゃんの時、
ずっと、こうやっていたなあ と思い出しました。
すごくすごく穏やかで優しくて心地よい時間
あの時と同じで
私のお腹の上のKENZO-☆はスヤスヤ眠っていました。
ちなみに私も爆睡 笑
横にいた妹は、眠れずに
そんな私たちを見て、過去を思い出していたみたい。
KENZO-☆は朝になってもスヤスヤ眠っていたので、
父の家に連れて行き…
仕事が終わると猛ダッシュで父の家に向かい、
父と妹と一緒にKENZO-☆を動物病院へ
6キロ近くあった体重は3.5キロまで落ちていて
お顔は、白髪が増えてきていて
13年と言う月日を改めて感じました。
病院から帰り、父の家で義理母と妹とKENZO-☆と5人で過ごす時間
心臓の鼓動、寝息、体温
全てに「生」を感じ、父の家を後にしました。
何も食べていなかった妹と私は、軽く何か食べようとレストランに入り…
食事が終わった直後、義理母からの電話。
「健ちゃんが息をしていない」
すぐに、父宅へ向行くと
さっきまで「生」を感じさせてくれたKENZO-☆は、まだ暖かく
でも硬直し始めていて。
父が葬儀の手配をするためにネットで調べてくれたところに
電話して、コンビニに氷をたくさん買いに行って
ポロポロ泣いた。
翌日、葬儀場へ連れて行く道は、
KENZO-☆とみんなで行った様々なドッグランへの通り道。
晴れた夏の日。
蝉が鳴く。
野球の練習をする高校生の声。
悔いがないかと言われると、私はやっぱり悔いが残った。
自分の時間を、どう使うか?
KENZO-☆が教えてくれたこと。
自分の時間を大切な人のために、もっと丁寧に使おうと
心に誓いました。
やっと、きちんと文章にできました。
読んでくれた方、私ごとでしたが
お付き合いいただき、ありがとうございました。