デンタルスタッフの勉強会FOCUS!2021 vol6
添島歯科医院の添島義樹先生による
「欠損補綴の対応と歯科衛生士に求められる能力」
今回、添島義樹先生に依頼させていただいたのは、私の恩師である中村社綱先生からの推薦とお父様から継承された歯科医院で患者様をDH・デンタルスタッフとともにしっかりと守られていること感銘を受けたからです。
挨拶に伺った時に通していただいた、
お父様の写真が飾ってある院長室には
義樹先生の先代へのリスペクトと
先代が義樹先生とスタッフ、患者さんを優しく見守る
双方の思いを感じ温かい気持ちになりました。
さて!
講義内容は、欠損に対する修復治療において、術前の医療面接から術後のメインテナンスまでのほぼ全てにチーム医療の重要な一員として関わる歯科衛生士の役割を明確にしていただき、知っておくべき知識、求められる能力についてお話をしていただきました。
特にインプラント治療は、解剖学や治療計画・手術術式など患者に応じた詳細な注意点や配慮点を知ることは、リスクマネージメントにおいても大切になります。
また、メインテナンスの内容を歯科医師から聞くことは、歯科医師のインプラント治療に対する思いを知ることにもつながりました。
最後に
義樹先生が、スタッフや患者さんに向けて感謝を言われた事がとても紳士的で格好よく感動しました。私の尊敬するDH嶋崎さんをはじめとする歯科衛生士・デンタルスタッフの皆さんが、添島歯科医院のスタッフとしてプライドと使命を持って歯科医療に携われている理由がよくわかる先生のお人柄でもありました。
受講生アンケート結果では
インプラントは正直その名前を聞いただけで、苦手意識が出てしまいなかなか踏み込めない部分がありました。でも、添島先生のお話を聞くと、大事な事をとても分かりやすく丁寧にお話をしてくださっていたので苦手意識を持っていた私でも最後まで興味深々でお話を聞くことが出来ました。 様々な内容の中でも、オペの縫合中の動画を見てスタッフとの素晴らしい連携に感動しました。スタッフは処置の内容を把握し、ドクターの動きを先を読みながらアシストをすることが大事なので、そのお手本を見ることができて良い刺激となりました。その他にも凄く印象的な言葉がありました。それは、「インプラント治療をした部位は病理学的には病態である。」という言葉です。普段インプラントを異物という目線で意識した事はなかったので、とにかく天然歯を守っていくことが体にも優しい治療なんだなと思いました。
添島先生が歯科衛生士に求める力は伝える力とおっしゃっていました。患者様に刺さらないと信頼も生まれず、人間力や年齢が若いと特に難しいところではありますが、話し方や外見、態度、コミュニケーションを再度注意していきたいと思います。大変貴重なお時間をありがとうございました。