2022年12月18日(日)
6回目「デンタルスタッフ が知っておくべき全身疾患と歯周病」
講師 : 西田健朗先生 / 熊本中央病院 糖尿病・内分泌・代謝内科
2022ラストのFOCUS!は母と私の甲状腺機能亢進症の主治医
西田先生からのお話✨✨
今回も前回に引き続き、全身疾患と併せて歯周病のリスクとなる糖尿病についても学べるという絶好の機会✨✨
医科の先生から、歯周病のレッドコンプレックスやPg菌、TLRシグナル伝達経路のお話を詳しく聞くことができるなんて新鮮♬
そして、動脈硬化性疾患・慢性関節リウマチ、アルツハイマー型認知症・非アルコール性脂肪性肝疾患・糖尿病については歯周病とどう関連しているのかデータに基づき解説していただき、患者対応や自助具や福祉用具についても学ばせていただきました。
特に糖尿病においては、
西田先生が患者さんに説明される時のスライドを用い解説してくださったので、とてもわかりやすく、運動と食事については、アンパン1個と運動量(ウォーキングの距離)についての質問に、安易に考えていたことを反省するとともに、生活を振り返る良い機会となりました。
歯科臨床では、糖尿病カードシステムや糖尿病連携手帳の活用や初診時に知っておくべきことやリスクと低血糖時の対処方法、医科歯科連携、熊本地域糖尿病療養指導士についても教えてもらい、受講生の頭の中に担当患者さんの顔がよぎったのではないかと思います。
糖尿病治療の目標は「健康な人と変わらない寿命とQOL」
医療従事者である私たちは、私たちの知識不足、誤ったイメージによりStigma(通常の人々とは区別され、容認し難い存在として特徴づけられるところの属性や特質、障害)、社会的不利益、差別の除去が起こらないようにすることが大事であり、そのためには共感的態度をもって接することが大切であること、またセルフスティグマに気が付き対応していくことの必要性を感じました。
受講生の感想に
糖尿病の患者さんは厄介だし、歯周病の回復も見込めないと若い頃先輩DHから話を聞いて、そんなものだと思っていました。まさに私もスティグマです。西田先生の専門的かつ、患者さんの心に寄り添った講演を聞くことができ、今後は糖尿病の患者さんに少しの自信と前向きな気持ちを持って接していくことが出来そうです。
とあるように、どの病気(歯周病も)の対しても正しい知識をもって患者さんに向き合うことが大切だと思いました。
そして!
困難な問題、機器的な状況、ストレスといった要素に遭遇しても、すぐに立ち直るResilience(回復力、弾性:しなやかさ)を持つことが大切であること、その方法についても学ぶことができ、実践していくこと、伝えることができれば、多くの人が、自分らしく幸せでいられるなと!感じていたら、サポートメンバーのDH齋藤から「貴子さんそのものですね」と言ってもらえ❣️ますますResilienceを高めていこうと誓うのでした😆✨
西田先生、貴重なお話をありがとうございました!
2022年のFOCUS!にお付き合いしてくださった受講生の皆様、同じ時間と学びを共有できたことに感謝申し上げます!
2023年も、みんなで楽しめたら最高です╰(*´︶`*)╯