2021年4月2５日（日）
講師:ヒコデンタルクリニック 坂元 彦太郎先生
「法的EBMと令和を生きる歯科衛生士への提言」
オンラインで開催！
最初に、私が
「一緒に考えよう！歯科衛生士の未来」について少しだけお話をさせていただき
受講してくださっている方々に歯科衛生士のあり方と未来についての質問をしました。
（このANSERは、アンケート集計後に今度ブログで書かせていただきますね！）
それぞれの2年後、歯科衛生士の未来は希望に溢れていて
この場所に参加した方々が、その未来に向かって歩くことが日本国民の健康に繋がっているように感じました。
そして、いよいよお待ちかね
坂元 彦太郎先生！
「法的EBMと令和を生きる歯科衛生士への提言」
坂元先生は、
「歯科衛生士が麻酔できる」でセンセーションを巻き起こしている
一般社団法人日本歯科医学振興機構の代表理事でもあります。
なぜ、私が今回のFOCUS!で坂元先生に講師依頼をしたのかというと
歯科衛生士法や歯科衛生士の歴史を多くの方に知ってもらいたかったからです。
ここまで詳しく歴史を紐解き、説明できる人は他にはいないと思ったからです。
「歯科衛生士が麻酔できる」がクローズアップされてしまいますが、
先生の考える医療の本質に多くの歯科衛生士が触れ感動しましたので
私の感想より、受講生の感想を一部アップさせていただきますね！
・歯科衛生士の歴史や先生の歴史、考え方を学ぶ事ができて、とても有意義な時間を過ごすことができました。中でも1番心に残ったことが、先生の、物事を知らないというスタンスでいると新たな発見ができるというお言葉です。今まで様々な事を学んできた中で、それを知ったつもりでいるのではなく、まだ知らない事があるという思いでこれから様々な事を勉強していきたいと思いました。
・歯科医師法・歯科衛生士法についてのお話では、歯科衛生士として働きながら法律については詳しく知らなかったなと思いました。自分の仕事に責任を持つためには、まずは法律を知ることが大事だと思いました。 さらに、人の命に関わる仕事なので緊急時の対応を知った上で診療をしなければ危険であり、できないのに診療をすることはすごく危険であるということも実感しました。 感染管理体制についてもお話があり、日頃不衛生だなと思いながらも目を瞑っているところがありました。院内の感染予防対策こそ、医療人としての「心持ち」の本質であるという言葉を聞き、患者さんのためにも自分自身のためにも感染管理はとても大事だと思いました。ただ単に感染管理を実行するだけでなく、まずはスタッフ全員の意識の統一をしなければどれだけ対策したとしても意味がないと思いました。
・麻酔にかかわらず今自分がしている事にも責任が伴うと再認識しました。知識や技術の更新や時代により法律は変わって行くべきだと思います。それを今、アレは駄目コレは大丈夫と紐付けされると、将来 歯科衛生士がより高みを目指したいと変化を必要とした時に覆していくのは難しいと思います。医科に比べ歯科界は法律に弱い印象もありました。でも 講義を聞いて、熱い志を持った先生方がいるんだと心強く感じました。
・坂元先生の熱い思いが伝わってくるご講義で、先生のお人柄を垣間見ることができました。ありがとうございました。歯科衛生士業務のグレーゾーンは色々と話題になり、教育現場では業務の整理が必須と課題になっています。坂元先生が誤解がないよう慎重に言葉を選びご講義されていると感じました。現場で法的解釈を都合がいいようにしてしまうことがないよう、坂元先生が解説された内容をしっかり理解し、歯科衛生士に指示をお願いしたいところです。何より私達歯科衛生士がまず理解して業務にあたらないといけませんが。学生のうちから医療人である歯科衛生士の責任を持ち行動するよう、私自身も教育できればと思っています。
本当に熱い講義でした！
受講生それぞれが先生のパッションに触れ、心を動かされていました。
ただ、歯科衛生士として仕事をするのではなく
主体性を持って動く時期がやってきたし、やれる時代になったのだということを
改めて感じさせていただきました！
坂元先生、本当にありがとうございました！
次回は、「口腔総合診療医ドクターOS in FOCUS!2021
患者を救え! 病名推理ケースプレゼンテーション」
中山 秀樹教授 / 熊本大学病院歯科口腔外科
お楽しみに！
